飛龍の拳はファミコンで発売された、カルチャーブレーンの人気シリーズでした。
その1作目は同社の参入第一弾タイトルとしてリリースされました。
原作は、当時アーケードでリリースしていた「北派少林 飛龍の拳」の移植作で、
カルチャーブレーンの前身である日本GAMEが開発、
知られていないメーカーの1つでした。
広告も当初はアーケード版の移植を目指していたのか、
原作のまま「北派少林 飛龍の拳」のタイトルになっていました。
同じ号に開発中の画面とされる記事も掲載されていて、
「飛龍の拳」のみでしたが、写真にはファミコン版で作成されたと
思われる画像で「北派少林 飛龍の拳」と原作のままのタイトル表記でした。
開発は遅れ、年末12/27リリース予定が遅れ別の号では、
タイトルは「飛龍の拳」のみのタイトルで1月15日としていました。
ようやく発売の掲載号と同じ2月6日に発売されましたが、
スケジュール欄では変わらず「飛龍の拳」のままです。
スケジュールと同じ号の紹介記事では発売中となり、
タイトルは「飛龍の拳 奥義の書」と現在のタイトルとなりました。
リリースされた版は、アーケードの格闘パートに加え「道中」のアクションパートが追加され、別作品となったのでタイトルを変更したものと思われます。
ちなみに発売時点でも「日本GAME」となっていますが、
同年の社名変更で「株式会社カルチャーブレーン」になりました。