格闘ゲーム好きならご存じ、麻宮アテナのご先祖様「アテナ」の広告。
アーケード作品をファミコンに移植した作品でした。
当初はディスクシステムでのリリースを予定しており、
ディスクシステムが発売された年の1986年12月を予定していました。
設定としてはアテナは14歳だったようです。
ディスクシステムでの開発が難航したのか、
スケジュールの延期を繰り返し、4月下旬発売予定の際には
ROMカセットになりました。
また、カセットテープの特典もこの時点で決まったようです。
1987年の5月には、アーケードで「アテナ」の続編
「サイコソルジャー」のリリースがあり、
アーケードゲームのコーナーでも紹介されていました。
歌うビデオゲームとしてボーカルが再生されるゲームとして話題となり、
タイアップとしてなのか、そのボーカル曲のカセットテープが
ファミコン版「アテナ」のゲームソフトのセットにつくことになったようです。
※ちなみに左下の人物は「田尻智」氏で、ポケットモンスターを出す以前、
ファミ通の記事を書いていた為、なぜかご自身の写真が載っています。
ようやく紹介記事が改めて掲載され、発売日も1987年6月5日となりました。
半年延期したせいか、怒の続編「怒II」(アーケードでは怒号層圏)の
ほうが大きく告知され、「アテナ」は1/4サイズの広告になってしまいました。
発売直前にも関わらず、「サイコソルジャー」のカセットテープが付属されることすら触れておらず、ファミっ子にはよくわからない歌のカセットテープになっていたと思われます。
カセットテープは一般販売もされていたようですが、
アテナのソフトに付属して、先行リリースされた形になったようです。