1986年12月に発売され好評だった「ディープダンジョン」。
たった3ヶ月でその続編「勇士の紋章」は制作が決定しました。
4か月目には、イラスト付きの広告が掲載されました。
この時のタイトルロゴは仮だったようで、現在のものとは異なるデザインでした。
ディープダンジョンを踏襲してか、勇剣士は半裸で敵との接近戦で戦っている様子をイラスト化しています。
しかも二刀流(笑)。本作では二刀流は実現せずでしたが、
ファイナルファンタジーIIではそれが生かされたのでしょう。(てきとう)
5か月目には正式版ロゴとの差し替えとストーリーが追加になりました。
ディープダンジョンから5か月弱で続編の販売に至りました。
2作続けてプレイした方なら覚えているかもしれませんが、
本作には当時では珍しい、旧作ディスクをもっていると
有利にゲームを開始できる機能がついていたのです。
ディスクシステムならではの機能で、
「まどうせんきのゆうけんし」を選択し、前作のディスクを読み込みます。
すると、LEVEL2からのスタートになります。
発売の2か月後にディスクライターの書換が決まります。
なんとこのディスクライター書換版はバージョン違いとも呼ばれるもので、
地下4階(最終フロア)のマップがまったく違う形になっています。
当時のいくつかの紙面を確認しても、そんな事は書いておらず
隠し要素のようなものだったと思われます。
当時、わざわざパッケージ版と書換版をそれぞれ最後までプレイする方はおらず、
そのバージョン違いについてはネットの時代になって知られるようになりました。
(見つけた人はスゴイですね💦)
バージョン違いについて、ディスクのインデックスシールに全く違いがなく
コレクター泣かせになっています。
ディスクのデータが内部的に違うので、読み込んでチェックすると
ver1.0とver1.1の違いがチェックできますが、
一般の人は地下4階にたどり着けるレベルまでプレイする必要があります。
ショップ販売でもさすがにバージョン違いでの販売はしていませんでした。
(参考)駿河屋
ファミコンソフト(ディスクシステム)勇士の紋章 ディープダンジョンII
(追記)
これは、発売半年後の記事で本作の「原画」がプレゼントされるというもの。
現在なら「複製原画」という形で販売されたりするのですが、
「原画」で「1名様限り」ということは本物の原画のようです。
当選者はおられると思いますが、ネットではそんな情報は出ておらず、
大切に保管されているのでしょうか。
勇士の紋章は何度もプレイした作品なので、個人的には欲しいグッズです。
(※まあ、手に入れるのは無理だと思いますが。。。)